食と健康その④ビタミンC健康法
分子栄養学認定カウンセラー
リメイクサロンモモ気功整体師 徳田富雄
「笑いと治癒力」という著書があるジャーナリストで広島市特別名誉市民であったノーマン・カズ
ンズは海外出張の過労から重篤な膠原病に罹り、頸も腕も手も指も動かすのが困難になった時、専
門医からは強直性脊椎炎と診断され、治癒の確率は0.2%と言われました。
彼は文献をあさり、使われている薬の副作用を調べ上げ、膠原病患者ではビタミンCの血中濃度が
低下していることを知り、薬をやめてビタミンCの点滴を始め、滑稽な映画を見て笑うことにしま
した。
すると8日目には手の親指を動かしても痛みが感じられなくなり、火が付くように痛かった背骨や
全身の痛みがなくなり、自然の眠りが戻ったそうです。
ノーベル賞を2回受賞したライナス・ポーリング博士はその著書「さらば風邪薬」の中で、ビタミ
ンCの大量摂取で大抵の風邪が治ることを示しています。最適用量は個人により大きな差があり、
自分にとっての効果的な服用量を見つけられた人は風邪をひくことがなくなり、医者にかかる必要
もなくなると述べています。
現在のオーソモレキュラー療法によるビタミンCの至適量は、ケガを治りやすくするには100m
g、風邪を治すには1~10g、副腎疲労には3~数10g、ガンは100gと言われています。
中国で新型コロナウイルスの感染爆発が起きていた2020年1月下旬、国際オーソモレキュラー
医学会は声明を出し、感染対策として5種類の栄養素(※)を推奨しました。その筆頭がビタミン
Cです。
ビタミンCには免疫物質であるインターフェロンの生成促進、白血球の能力強化、感染症のストレ
スで負担のかかる副腎のサポートなど免疫力を上げるための多くの作用があります。(※ビタミン
C、ビタミンD、亜鉛、マグネシウム、セレン)
そして、海外では、予防だけではなく重症例の治療にビタミンCの点滴を併用し、良い結果が得ら
れたとの報告も相次いでいます。(上海市は新型コロナウイルス患者の治療にビタミンCの点滴療
法を認めています)
ビタミンCの推奨摂取量は成人で1日当たり3000ミリグラム以上ですが、アセロラやケールな
どビタミンCが豊富な食品でも2~3キログラムの量が必要でとても現実的ではなく、サプリメン
トを摂取することが賢明であると思われます。
日頃からビタミンCを摂取してみてはいかがでしょうか。