平成12年(2000年)に娘を亡くし、翌々年には主人を亡くし、その後、悲しみを乗り越える為に我が子となった愛犬を平成30年(2018年)に亡くしました。

ご縁があり、愛犬の葬儀は自分の手で行う事となりました。
真心を込めた手作りの葬儀は、私にとって大変大きな転機となりました。

娘が亡くなった時の私は、突然の出来事で何も考えられない精神状態でした。
そんな中での葬儀屋さんにお願いしたことは「親として出来るだけの事をしてあげたい」という事だけで具体的な金額は決めませんでした。
こちらとしては、突然で初めての葬儀でしたから何もわからないままお願いをしてしまいました。

葬儀が終り、請求書が届きました。正直、高いと思いましたが不謹慎な気がして誰にも相談できないままお支払いしました。

平成30年8月(2018年)の愛犬の葬儀は、お金のかからない手作り葬儀でしたが、娘の葬儀の時に比べて、何か私自身の気持ちにしっくりときた葬儀ができました。
そこには愛犬が15歳10ヶ月という年齢だったこともあり、日頃からもしもの事を考えて心の準備をしていたこともあったからだと思います。

現在私は63歳で一人暮らしです。娘は二人おりますが、遠く離れて生活をしているのでそろそろ真面目に自分の『終活』を考えなくてはいけないと思いうようになりました。

平成30年12月(2018年)、「終活ライフケアープランナー」の資格を取りました。一人でも多くの方々に『エンディングノート』の必要性と正しい記入方法のお手伝いをさせて頂きたいと考えてのことでした。

これからの時代は葬儀にお金をかけない小規模の葬儀がもっと増えると思っています。
この世に生まれて来た時とあの世に渡る時はお金のある・なしに関係なくみな平等であって欲しいと願います。

そして、健康で長生きできるように健康面のサポートにも力を入れながら新しい形の葬儀業愛心堂として、一生懸命努めて参りますので、宜しくお願い致します。

2019830(令和元年)