食と健康その⑮子どもの食事30の基本について
分子栄養学認定カウンセラー
リメイクサロンモモ気功整体師 徳田 富雄
前回に続いて子どもの食事30の基本をお伝えし
ます。
⑤魚を食べるなら青魚を第一候補に…オメガ3を
豊富に摂れる。
・青魚(いわし、あじ、サバ、さんまなど)には
DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペ
ンタエン酸)が豊富に含まれている。青魚に含ま
れる脂肪酸は、必須脂肪酸の多価不飽和脂肪酸と
いい、摂らないと健康を保てない脂。DHAとEPA
は、この多価不飽和脂肪酸の中のオメガ3に分類
されている。
・EPAとDHAは体の炎症を抑えたり、皮膚を保湿
したり、動脈硬化を予防したりする。
・EPAとDHAは脳の神経を保護する作用があり、
これらの値が低いと、不安感が強くなったり、集
中力が低下して落ち着きがなくなるなどの研究結
果が報告されている。
・乳幼児期に魚を多く食べていた子のほうがIQ
が高いという研究報告がある。
・EPAとDHAは脂なので、温度が高く時間が経て
ば経つほど酸化して悪いものになっていくので、
できるだけ新鮮な魚を調理して食べるのが良い。
刺身で食べることも体に良い。
・ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもはE
PA、DHAの数値が低い傾向にある液体やカプ
セルなどでオメガ3を補充することで、症状が緩
和されたという研究が複数ある。
⑥アマニ油、えごま油を小さじ1杯…体の炎症を
抑えるアルファリノレン酸という必須脂肪酸を含
む植物性のオメガ3系オイル。魚が苦手な子ども
におすすめ。
・心臓、血管、神経への健康効果が期待できる。
・1日に小さじ1杯が目安。摂り過ぎに注意。
・加熱しないで、そのままの状態で摂る。
・みそ汁、スープ、和え物などに加えたり、さら
だにかける。
続きは次回ご紹介します。